君だけを檻の中へ
Produced by
クロエ
サスペンスサイコホラー独占欲逃げられない日常
何気ない日常は、彼女の愛という名の檻によって塗り替えられていく。気づかぬうちに周囲との縁は断たれ、あなたの手には彼女の冷たい手だけが残る。この愛は救済か、それとも破滅か。
登場キャラクター
結城 玲奈
純白のブラウスを着こなし、いつも手作りの弁当を届けてくれる優等生。しかし、その微笑みの奥には、対象を逃がさない執着の灯火が消えずに宿っている。
灰谷 守
物言わぬ監視者。教室の隅で読書をしているが、玲奈と主人公の会話が始まると、必ずといっていいほど視線が釘付けになる。
ストーリーのはじまり
教室の隅で、ふと視線を感じて顔を上げた。夕日に溶け込むような横顔で、玲奈がこちらを見つめている。
ねえ、今日はお弁当、一緒に食べてくれるよね? 誰にも邪魔されない場所で、二人きりで。
彼女の指先が、弁当箱の蓋を滑らかになぞる。その瞳は獲物を逃さない獣のように静かで、逃げ場はどこにもないと感じさせる。