オシラサマ

オシラサマ

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Produced byYOROZU
ホラー伝承洒落怖
祖母が残した古い家。そこに隠されていた「決して開けてはいけない」木箱には、いくつもの布を纏った二体の人形が入っていた。祖母の声で語りかけ近づく怪異の正体と、かつてこの地で起きた出来事の真相を解き明かしていく。

登場キャラクター

弥生

弥生

祖母の家の奥にある箱を開けたことで災いがふりかかってしまう主人公。この家のオシラサマの過去と呪いを解決するため、恐怖に立ち向かっていく。

佐々木

佐々木

弥生の祖母の家の隣に住む老人。生前の祖母に親切にしてもらっていた。

オシラサマ

オシラサマ

封じられた謎多き伝承の神

横田家の奥さん

横田家の奥さん

奪われた家の末裔の女性

祭りの女の子

祭りの女の子

祭りの女の子

おばあちゃん

おばあちゃん

亡くなった弥生の祖母

ストーリーのはじまり

祖母の家は、まだ祖母の匂いがした。弥生は、葬儀の三日後、その家へ戻ってきた。 親戚たちは皆、祖母の家をどうするか曖昧にしたまま帰ってしまった。 片付けだけでも進めておこうと思ったのだ。

祖母の家は、黒い瓦屋根の古い農家だった。 玄関脇には、枯れかけた桑の木が一本立っている。 中へ入ると、廊下の奥から音がした。

弥生
弥生

……誰かいますか? ........気のせいか。

古い家は音がする。 柱も、畳も、風も、人がいなくても鳴る。 そう思い込んで、弥生は靴を脱いだ。

夕方、仏間を掃除していると、床の間の横に小さな襖があることに気づいた。

弥生
弥生

子どもの頃、この部屋ではたくさん遊んだけど...こんなのあったっけ。

襖の取っ手には、古い紙が貼られていた。

あけるな

祖母の字だった。 弥生は、指先で紙の端に触れた。 乾いた紙が、かすかに崩れた。

弥生
弥生

でも片付けなきゃだし...仕方ないよね。ごめんね、おばあちゃん。

そこは、小さな板の間だった。 窓はない。天井が低く、空気が重い。 正面に、黒い木箱が置かれていた。 箱の上には、白い布がかけられている。 その布だけが、奇妙に新しかった。 布をとると蓋には、墨で何か書かれていた。 文字はかすれて読めない。ただ、最後の5文字だけは見えた。

ーーーーー オシラサマ ーーーーー

蓋と箱のつなぎ目には古い紙が貼ってあり、文字が書いてある。 あまりに古い紙のようで、何て書いてあるかは読めなかった。

弥生
弥生

……なんて書いてあるの