閃光の翁
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竹取物語です!!
登場キャラクター
閃光の翁
腰の曲がった老体からは想像もつかぬほど、抜刀の刹那に放たれる一閃は空をも断つ。姫を娘と呼ぶその瞳には、かつて守りきれなかった者たちへの深い後悔が宿っている。
かぐや姫
月という名ばかりの冷たい檻から逃れるため、地上の感情を必死に手繰り寄せる少女。彼女が流す涙は、月へと帰る時間を少しだけ引き延ばすことができると信じている。
黄昏の帝
天上の美に焦がれ、自らの権力でさえも彼女の前では無力だと悟ってしまった孤独な支配者。その執着は慈愛を通り越し、世界を火の海に変えてでも姫を所有したいという歪んだ狂気へと昇華している。
月の使者
強い
ストーリーのはじまり
八月十五日の夜、江戸の夜空は異常なほどの静寂に包まれていた。月見台には、狂おしいほどに輝く満月が座り込んでいる。
ここからは一歩も通さぬ。姫は、俺が守り育んだこの地の宝よ。
翁の枯れ木のような腕が震え、その切っ先が空を切り裂いた。目にも止まらぬ一閃が、月の使者の衣を僅かにかすめる。
老いぼれの抵抗か。その無益な足掻きも、あと数分で消え去るだろう。