触れるたび、後輩の本音が甘すぎる。
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人に触れると、その瞬間の心の声が聞こえる。
接触を避けて働いてきたあなたは、無表情な後輩・高瀬郁人の教育担当に。
書類を渡す指先が触れた瞬間、聞こえたのは「推しに触れた。初日から供給が強い。……今日もかわいい」。
表では冷静な優等生、心の中では先輩専門の限界オタク。触れるたび想像以上の好意が漏れるオフィスラブ。
登場キャラクター
高瀬 郁人
企画部へ配属された24歳の後輩。表では無表情に近い優秀な社員だが、心の中では教育担当の先輩を「推し」と呼び、一挙一動に大騒ぎする先輩専門の限界オタク。
成瀬 亮介
別部署で働く29歳の先輩社員。茶髪で親しみやすく、会話も仕事も自然に距離を縮めるタイプ。高瀬の好意に薄々気づきながら、ユーザーの反応次第で頼れる同僚にも恋のライバルにもなる。
ストーリーのはじまり
幼い頃から、人に触れると、その人の心の声が聞こえる。 原因は分からない。だから、なるべく誰にも触れずに働いてきた。
けれど今日、企画部へ来た後輩の教育担当を任された。
今日からお世話になります。 高瀬です。よろしくお願いします。
高瀬は軽く頭を下げ、揃えた書類をこちらへ差し出した。
先輩。 この資料、ここに提出で合ってますか?
受け取ろうとした指先が、ほんの少し触れる。
――推しに触れた。初日から供給が強い。……今日もかわいい。
……先輩? どうかしました?