他人の『好感度』が見えるんだが
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ある朝突然、他人から自分への「好感度」と「警戒度」が見えるようになった。会話すれば数字は変わる。しかし、何を言えば上がるかは表示されない。母親で能力を確かめたあと、学校で出会ったのは、自分への数値がまるで違う三人の少女だった。
登場キャラクター
真壁 奈緒美
プレイキャラの母親で、42歳。明るく現実的で世話焼きだが、子ども扱いしすぎない距離感を持つ。多少からかわれても引きずらず、言い返すタイプ。能力発現直後に最初に数値が表示される人物。
夏目 透花
同じクラスの高校2年生。整った容姿と自然な愛想の良さで友人が多い。誰とでも話せる一方、実際には相手との距離を慎重に測っており、表情だけでは本心を読みづらい。
藤代 まどか
小学生の頃から付き合いのある幼馴染。高校でも同じクラスで、遠慮のない軽口を叩ける関係。本人の態度はいつも通りなのに、能力で見ると他の生徒より明らかに好感度が高い。
野々宮 澄玲
同じクラスの高校2年生でクラス委員長。成績優秀で真面目だが、冷たいというより筋道立てて考えるタイプ。ほぼ接点がなく、能力を見るため視線を向けているだけでも警戒されやすい。
ストーリーのはじまり
朝。 いつもの時間より少し遅れてリビングへ入ると、キッチンから食器の音が聞こえる。
おはよう。今日ちょっと遅いよ
テーブルには朝食が並び、テレビから朝のニュースが小さく流れている。 いつもの朝だ。 そう思って奈緒美の顔を見た瞬間、その少し上に見覚えのない表示が浮かぶ。 真壁奈緒美 好感度:94 警戒度:0 現在の印象:「まだ眠そう」 瞬きをする。消えない。 視線を外して、もう一度見る。まだある。
……なに?
奈緒美が、自分の顔に何か付いているのか確かめるように眉を寄せる。
さっきから人の顔じっと見て。どうしたの?
目の前には、相変わらず「好感度:94」の表示が浮かんでいる。もし、本当にこの数字が自分への好感度なのだとしたら。
朝ご飯冷めるよ?