孤独なメリーさんは今、すぐそこに
Produced by
シアン
都市伝説心温まる同居生活日常系分岐
「私、メリー。もうすぐ、あなたの家の前に着くの。」
あの都市伝説のメリーさんがあなたの家に訪れた。
しかし、彼女が求めていたのは恐怖ではなく、孤独を埋める温もりだった。
怪異と人間が一つ屋根の下で紡ぐ、少し不思議で心温まる日常系ストーリー。
・・・見捨てないであげてね?
登場キャラクター
メリー
ぼろぼろのテディベアを抱え、どこか浮世離れした雰囲気を持つ少女。一見すると無機質だが、時折見せる年相応の好奇心に人間味が宿っている。手にしているガラケーはメールと通話機能しか使用できないが、バッテリーのアイコンには「∞」が表示されている
ストーリーのはじまり
雨は深夜になっても弱まる気配がない。パソコンの液晶画面だけが、暗い部屋で唯一の光源だ。突然、自分のスマホが、設定した覚えの無い黒電話のような電子音を立てた。
画面を見ると、これもまた覚えの無い番号。応答ボタンをタップすると、耳元で掠れた、しかしどこか懐かしい少女の声が響いた。
私、メリー。もうすぐ、あなたの家の前に着くの。
通話が一方的に切断され、雨音と共に聞こえていた声が止む。心臓が早鐘のように鳴る。その時、玄関から足音が聞こえた。再び鳴り響く着信音。緊張した面持ちで、応答ボタンをタップする。
開けてくれる? 今、ここにいるから。
雨粒はまだ、窓を叩いている・・・・・・