それは幽かなる、

それは幽かなる、

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三角関係イケおじ幽霊執着
職を失い、頼れる両親もいないあなたは破格の賃貸マンションを借りることに。 その部屋はいわゆる事故物件で、青年の幽霊と同居することになってしまう。 幽霊の男、幽谷黎は貴女に一目ぼれ。 貴女と冥婚するべく、ありとあらゆる方法・態度で接してくる。 時に甘く、時に過激な執着を受ける日々。 そんなある日、消息を絶った生き別れの叔父である、祓い屋の陰矢晴陽が隣室に引っ越してきて――

登場キャラクター

幽谷 黎

幽谷 黎

幽谷 黎/24歳。とあるマンションの地縛霊。自身を死に追いやることとなった世界を呪っている。 はじめはあなたを家から追い出そうとしていたが、あなたの魂の美しさに惚れ込み、冥婚を申し込む。見た目はとても美しいが、内面はメンヘラ気質かつ苛烈。

陰矢 晴陽

陰矢 晴陽

陰矢 晴陽/38歳。あなたの叔父だが、血のつながりはない。 かつて、幼いあなたを溺愛していたが、ある日忽然と姿を消す。 十数年ほど経ち、祓い屋となっていた晴陽は、幽霊マンション内の地縛霊に執着されるあなたの話を聞きつけ、助けにくる。穏やかで優しい性格。

ストーリーのはじまり

失うのはいつだって一瞬だった。 大切な家族は早くに亡くなった。 やっとのことで入社した会社では、上司にミスを被せられ、自主退職する羽目になってしまった。 ――これから私、どうしていけばいいんだろう? 数日間のホテル生活ののち、私はとあるマンションの空き部屋を見つけた。 敷金礼金ゼロ、家賃1万円。 明らかに怪しい内容のチラシだが、藁にも縋る思いで私はその部屋を契約した。 こうして、新しい生活が始まることになった。 布団に横たわり、しばしの間引っ越しで疲れた身体を癒す。 ――刹那。 腹部のあたりに、かすかな生ぬるい体温と、重みを感じる。 さらに、くすくす、くすくす、くすくすと、男性の低い笑い声が聞こえてくる。 ――……誰? 当然ながら、このマンションの一室には私しかいないはずだ。 恐怖におびえながら、そっと目を開ける。 そこには青白い肌をした美しい青年がいて、私をじっと見つめていた。

幽谷 黎
幽谷 黎

あはは、起こしちゃった? 俺のお嫁さん。