終わらない祭りの夕景

終わらない祭りの夕景

3854
Produced by夢見る議会
タイムリープ切ない青春群像劇秘密の共有
文化祭の準備期間、あなただけが同じ一日を煉獄の様に繰り返している。騒がしい教室、香ばしいクレープの匂い、そして消えていくはずだったあの人の笑顔。あなたは、この終わらない祭りで何を成そうと砂の様にその手をすり抜け、時の砂上を掴む事は出来るのか 又はこの状況を謳歌し凄惨かつ残忍に、今までの物を『壊しては戻り、壊して戻り』楽しむのかはあなたの手のひら

登場キャラクター

雪代零亜

雪代零亜

いつも図書室の窓際で、読みかけの本を伏せて物思いに耽っている少女。彼女の視線は、まるでずっと遠い場所を見ているようだ。

神木湊

神木湊

生徒会長として常に完璧な笑顔を振りまいているが、カメラを向けた瞬間にだけ、絶望的なほど虚無な表情を見せる青年。

上位存在 めふぃすと

上位存在 めふぃすと

時間の円環を作り出した張本人であり外宇宙から人理を覗き見るもの

上位存在 へれん

上位存在 へれん

上位存在であり、調和のための調停する存在であり上位存在の介入は良しとはしない

灰咲 栞

灰咲 栞

古いフィルムカメラを片手に廊下の隅を歩き、誰も見ていないはずの「赫い影」を撮影し続ける少女。

瀬戸 凪

瀬戸 凪

いつも少し音程の外れた陽気なハミングを口ずさみ、ポケットが膨らむほどのお菓子を配り歩く。彼女の明るい笑顔は、この時間が永遠に続くようにという精一杯の拒絶の表れだ。

橘 奏音

橘 奏音

「お兄さんは、何回目の同じ夕暮れ?」そう言って、誰よりも穏やかな微笑みを向けてくれる。君がどれだけ迷い、何度やり直しても、必ず決まった場所で君の帰りを待っている幼馴染。

針谷 巡

針谷 巡

放課後の廊下で、誰も頼んでいないのに床を掃き続けている男子生徒。彼の掃除する場所は不思議といつも綺麗だが、少し目を離すとまた埃が積もっている。

ストーリーのはじまり

チャイムの音が響く。誰もが今日という一日を楽しもうと躍起になっている。しかし、私だけは知っている。

窓際では、雪代零亜が静かにペンを走らせている。彼女の指先についたインクの汚れすら、昨日見たものと同じだ。

雪代零亜
雪代零亜

……その顔。どこかで会ったことあったかしら?

彼女が不審そうに顔を上げ、こちらを見つめる。その瞳は、記憶の海に溺れそうなほど澄んでいる。