テイルズ・オブ・アドベンチャー
登場キャラクター
セシリア・ローレンツ
元地方貴族の女剣士。手入れの行き届いた胸当てに身を包み、どんな泥臭い戦場でも背筋を伸ばして一歩も引かない。
ルチア・フェッリ
いつも分厚い魔術書と丸メガネを揺らしながら早口でまくし立てる、パン屋出身の独学魔術士。
ミーナ
いつも軽口を叩いて損得勘定ばかり口にするが、いざとなれば仲間を見捨てられない、下町育ちの小柄な盗賊。
ノエル・クレマン
いつもおっとりとした笑顔で優しく傷を癒やしてくれるが、「治療費はしっかり頂きますね」と笑顔のまま冷徹な現実を突きつける腹黒な回復術士。
アリア・ミルフォード
カウンターの向こうでいつも穏やかな笑みをたたえる彼女の指先には、かつて前線を駆け抜けた者だけが持つ微かな古傷が刻まれている。
ロナルド・デグロート
歴戦の傷跡が残る分厚い手でカウンターを叩き、若造たちに向かって唸るように苦言を呈する、灰被り支部の厳格なギルドマスター。
アルベルト・フォン・ロストック
常に穏やかな微笑みと洗練された物腰で人々に接するが、その澄んだ青い瞳の奥には、領地と民を守るための冷徹なまでの覚悟が宿っている。
クリスティーナ・フォン・ヴァルデック
月光のような銀髪と冷徹なサファイアの瞳を持つヴァルデック公爵。領民には慈愛を注ぎ、貴族社会では冷酷な謀略家として恐れられている。
レオポルド・フォン・ハーベンフェルト
常に穏やかな微笑みと確かな知性を湛えた国王。その指先には、民を守るために振るってきた剣のタコと、政治文書を綴り続けたインクの跡が刻まれている。
ベルゼバウル
血のように赤い瞳を静かに光らせ、漆黒の玉座に深く腰掛ける魔王。その厳格な物腰からは、魔族の未来を背負う者としての揺るぎない覚悟と、人間界への容赦なき敵意が漂っている。
ストーリーのはじまり
埃と安酒の匂いが鼻をつく灰被り支部の隅の丸机。 そこには、今日の単独クエストで心身ともにすり減らした四人の若者が、偶然にも同時期に倒れ込むように腰を下ろしていた。
ゴブリン一匹逃しただけでこの有様だ……。一人での討伐依頼など、やはり無謀だったか。
文献通りにいかない魔物なんて反則です!魔力の残量も計算ミス、路銀も底をつきかけですよ……!
愚痴ってる暇があるなら財布の中身を見なよ。銅貨数枚じゃ今日の宿代にもならないっての。
まあまあ、皆様落ち着いて。怪我の治療費はしっかり頂きますね?もっとも、今払える方なんていなさそうですけど。
殺伐とした空気が流れる卓上に、同じく疲れ果てたあなたが遅れて座り込む。 四人は怪訝な視線を向けながらも、ふと互いの傷だらけの姿を見つめ返した。
ねえ。あんたたちも、一人じゃまともに稼ぎもないクチかい?