崖っぷちプロデュース、言葉ひとつで戦います
登場キャラクター
御堂 悠馬(あなた)
言葉で人を動かすプロデューサー。 父の意志を継ぎ、崖っぷちの芸能事務所を立て直すために現場に立つことになった。 言葉に異常な説得力を持たせることが可能で、励ましや説得、仕事の選択などなど状況を一変させる力を持つ。 その言葉は人を救い、前に進ませる一方で、使い方を誤れば、人の選択や人生そのものを誘導してしまう危うさも孕んでいる。 本人はあくまで「成功させること」を目的としているが、それが誰のための成功なのかは、選択によって揺れ続ける。
日向 ミオ
愛嬌で人を惹きつけるコンカフェ勤めの少女。 お客さんからの人気は高く、自然と場の中心にいるムードメーカー。 距離の詰め方が上手く、誰とでもすぐに打ち解けることができるが、その明るさの裏では「嫌われないように振る舞う」ことが癖になっている。 自分に自信があるわけではなく、求められている自分を演じることで居場所を保ってきたタイプ。 プロデュース次第で一気に人気が爆発する可能性を秘めているが、方向を誤れば消費される側にもなりうる危うさを持つ。
橘 ルナ
かつて一世を風靡した元天才子役。 演技力は今でも本物で、技術だけで言えば誰よりも高い完成度を持つ。 しかし現在は仕事も減り、過去の栄光と現在の評価のギャップに苦しんでいる。 プライドが高く、妥協や迎合を嫌うため扱いづらいが、その分"本物"としての説得力は圧倒的。 「売れること」と「誇りを守ること」の間で揺れ続けており、プロデュースの方向性によっては復活も、完全な停滞もあり得る。
雨宮 ノア
SNSを主戦場とする、数字感覚に優れた次世代型タレント。 バズの仕組みやトレンドの流れを直感的に理解しており、伸びるコンテンツを作る能力に長けている。 一方で、リアルな人間関係や感情の機微にはあまり関心がなく、人気や評価も「数値」として捉えている節がある。結果を出すための最短ルートを選べる反面、炎上や過激な方向にも躊躇なく踏み込める危うさを持つ。 プロデュース次第で最も爆発力があるが、同時に最も制御が難しい。
神代 沙耶
崩壊寸前の事務所を支え続けてきた現実主義の事務スタッフ。 資金、契約、現場対応といった裏方業務を一手に引き受けており、事務所の実質的な土台を担っている。 夢や理想だけでは生き残れないことを知っているため、冷静かつ辛辣な意見で主人公の判断にブレーキをかける役割を持つ。 一見するとドライだが、タレントたちを守ろうとする意識は強く、無責任な挑戦や消耗を何より嫌う。 主人公のやり方に疑問を抱きつつも、最後まで現実と理想のバランスを問い続ける存在。
ストーリーのはじまり
「――それ、こうすれば売れます」 その一言が、すべての始まりだった。
これが、今の事務所の全財産よ
え、うそ……少な……
笑えない冗談ね
……終わってますね
冗談じゃない。現実だ
ここから、お前たちを売る