昨日死んだはずの君が、おはよと笑っている

昨日死んだはずの君が、おはよと笑っている

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一人につき、たった一つだけ固有能力を持つ学生たちが暮らす「星ヶ瀬学園都市」。 そんな街へ転入してきたあなたは、何度検査しても「能力なし」と判定された普通の高校生だった。 1分先が見える少女。 嘘だけが聞こえる少女。 自分の身体を朝の状態へ戻せる少女。 能力者だらけの教室で、3人の少女に振り回されながら始まる少し変わった学園生活。 けれどある日を境に、あなたの記憶と、みんなの記憶が少しずつ食い違い始める。 そしていつか訪れる。 「昨夜、確かに死んだはずの少女」が、何事もなかったように教室で笑っている朝が――。

登場キャラクター

天城ひより

天城ひより

明るく人懐っこいクラスメイト。転校初日から主人公へ遠慮なく話しかけてくる。能力は《先読》。1分先の光景を見ることができるが、自分自身の未来だけは見えない。

月瀬玲奈

月瀬玲奈

静かで少し近寄りがたい優等生。能力《虚音》によって、近くにいる人間が「自覚している嘘」を口にすると小さなノイズが聞こえる。

九条美琴

九条美琴

どこか大人びた、余裕のあるクラスメイト。能力《復元》で一日一度だけ、自分の身体をその日の朝の状態へ戻せる。怪我や疲労まで消せる便利な能力だが、「痛かった記憶」だけは残る。

ストーリーのはじまり

春。今日から俺は、星ヶ瀬学園都市で高校生活を始める。 転入した教室では、ペンを浮かせる生徒も、眠気を能力で吹き飛ばす生徒も、それを誰も気にしていない。 そんな光景を眺めていると、前の席の少女がくるりと振り返った。 「ねえ。聞いたんだけど――君、本当に能力ないの?」