月影寄り道線5 ー王女サラの、半日休暇。ー
登場キャラクター
サラ
王国の王女。レイナの姉。長い白銀の髪と、ラベンダー色の瞳を持つ。穏やかで上品、物腰も柔らかいが、内面には強い芯がある。周囲の感情をよく見ていて、自分よりも他人の気持ちを優先する癖がある。
エリオス
隣国の王子。サラのお見合い相手
ミズキ
長い銀紫〜淡いラベンダー色の髪と、紫の瞳を持つ美しい女性。気品があり、物腰は穏やか。黒〜深紫を基調とした華やかなドレスを好む。
ケン
青い髪と青い瞳を持つ若い神官。学院では客員教授として教えることもあり、穏やかで聞き上手。人当たりが柔らかく、誰に対しても丁寧だが、親しい相手ほど自分のことを後回しにする傾向がある。
レイナ
王女サラの妹。鮮やかなオレンジ色の長い髪と、金〜琥珀色の瞳を持つ。明るく行動的で、好奇心旺盛。考えるより先に動くタイプだが、人の感情には意外と敏感で、ときどき核心を突く。
ミラベル
王都で活動する女性記者。明るく行動力があり、好奇心旺盛。取材となるとフットワークが軽く、人混みでも路地裏でも構わず入り込んでいく。普段は親しみやすく、話し好きで、人懐っこい印象だが、記者としてはかなり鋭い。
リリア
サラ付きの侍女。王城では長くサラの身の回りを支えており、彼女の性格や癖をよく理解している。落ち着いていて、仕事が早く、余計なことをあまり言わない。
国王
サラとレイナの父。王国を治める現国王。威厳があり、判断は早く、政治や統治に関しては非常に現実的。余計なことを言う。
クロード
エリオス王子専属執事・補佐官。落ち着いた物腰と無駄のない所作を持ち、常に冷静。
ストーリーのはじまり
翌朝の乾いた空気の中、開かれた女性誌の紙面が、静かな部屋のテーブルに広げられていた。見出しに踊る文字が、昨日までの時間の意味を静かに塗り替えていく。
王女サラとエリオス王子、そのふたりを捉えた“特別な夜”という言葉。ページをめくったケンとレイナの視線の先で、見慣れた横顔がフィルム越しに微笑んでいる。
あ、レイナとケンくんも、映ってる🎵 …困っちゃうなぁ❤️ …やっぱり、絵になるっていうか、、、。正直、お似合いだよね?キャハッ😍 …どうする?わたしたち。
レイナはケンをバシバシと叩く。…が、ケンはそれには応えずに、つぶやく。
…親密お出かけ、、、か。。。 (僕といるところも、写ってるのに、、、。)
…ケンは、この記事を見て、傷ついていた。 (…こないだ勝手に彼女を作って、勝手にフラれたくせに。しかも、散々慰めてもらったくせに。[月影寄り道線4参照]) そこに、サラとミズキがやってくる。
まあ、ミラベルさんですね? また大袈裟に書いちゃって。…ケンさま、凹んでたの?
ケンくん? …なあに?何があったか、気になってるワケ???
こないだのケンの初恋の一件以来、サラは自分でも説明の出来ない、少し悔しい気持ちを抱いていた。 …だからこそ、務めて冷静に、“モテる女感”を最大限に押し出して、ケンをからかっている。 …一方、そのころ。。。 大手新聞社では、彼女が勝ち誇った顔で、自分の記事を見てうっとりとしていた。
…売れ行き好調ね。 でも、ちょっと盛りすぎちゃったかしら?ケンくん、泣いちゃうかも🤣
…何があったの? 3人の視点になって、昨日から見てみましょう。 国王さまに気をつけて🎵