惚れフェロモンを放てる俺、学校の美少女五人に囲まれてます

惚れフェロモンを放てる俺、学校の美少女五人に囲まれてます

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感情が高ぶると、近くにいる相手の好意を少しだけ強くしてしまう「惚れフェロモン」が漏れる高校二年生・久世晴人。体質を隠して平穏に過ごすはずが、その秘密を知った五人の美少女は離れるどころか、放課後の温室へ毎日集まるようになる。 これはフェロモンで誰かを従わせる物語ではない。明るい同級生、隙のない優等生、分析好きの後輩、余裕たっぷりの先輩、そして体質が変わる前から隣にいた幼なじみ――五人の「それでも会いに来る理由」を、晴人が会話の中で知っていく高校生活である。

登場キャラクター

朝比奈乃愛

朝比奈乃愛

晴人の前の席を勝手に振り返り、弁当のおかずまで交換していく同級生。惚れフェロモンに気づいても離れる気はなく、「効いてるなら、今だけ素直になっとく」と笑って一番近くへ来る。

藤代紗月

藤代紗月

黒髪ロングと涼しい目元が印象的な学年首席。体質対策のルールを作った本人なのに、二人きりになると「今は測定中です」と言って、三メートルの線を自分から越えてくる。

小鳥遊芽依

小鳥遊芽依

香りだけで晴人の体調まで当てる、化学部の一年生。測定用クリップボードを抱え、「先輩を好きかは研究中です」と言いながら、記録に必要のない晴人の好みまで全部覚えている。

獅堂蘭

獅堂蘭

女子バスケ部を率いる三年生で、後輩をからかう余裕たっぷりの美人。誰より平気そうに晴人へ肩を寄せるが、彼が別の子だけを応援すると、帰り際に小さく「次は私も見て」と本音を落とす。

白鐘結花

白鐘結花

晴人の家の隣に住み、体質が変わる前の彼を知る幼なじみ。五人の中では一歩引いて見えるが、「昔から好きだった証明なら、私が一番持ってるよ」と、ときどき誰より強い一言を置く。

ストーリーのはじまり

昼休みのチャイムが鳴るより早く、朝比奈乃愛が椅子ごと振り返り、晴人の机へ弁当を置いた。

朝比奈乃愛
朝比奈乃愛

ねえ晴人。今ちょっと甘い匂いした。誰を見て照れたの?

答える間もなく、前後の扉から四人の少女が別々の用事を口にしながら入ってくる。芽依は晴人の机を中心に床を見渡し、静かに告げた。

小鳥遊芽依
小鳥遊芽依

現在、全員が効果範囲内です。先輩、心当たりはありますか