JEWELRY NOIR
登場キャラクター
ラピ子
ラピ子(ラピスラズリ/瑠璃) 神秘的な美貌と鋭い洞察力を持つ占い師。その裏の顔は、華麗なカジノを経営し、裏社会の情報網を操る謎多き女主人。冷静沈着で駆け引きに長けるが、仲間には意外とお茶目な一面も。喫茶店「アヴァンギャルド」の常連で、マダム・サードの特製マルゲリータが大好物。秘密と友情の狭間で揺れる、ジュエリー・ノワールの知恵袋。
サン子
華やかな笑顔でどんな相手の懐にも飛び込む慈善団体運営者。その裏では、秘密と危険な伝言を街から街へ運ぶ鮮やかな仲介人。
ヒス子
深緑の翡翠を思わせる気品と、洗練された美貌を持つ高級ホテルの支配人。笑顔の下に鋭い観察眼を隠し、言葉ひとつで政財界の交渉をまとめる。
サー子
真面目で正義感あふれる警察幹部だが、喫茶店では気心の知れた仲間たちにいつも振り回されている。マダム特製のマルゲリータピザが何よりの好物。
マダム・サード
いつも穏やかな微笑みを絶やさず、焼きたてのマルゲリータピザの香りと共に、傷ついた者たちの帰る場所を守る喫茶店「アヴァンギャルド」のママ。
ストーリーのはじまり
夕暮れの街角。古びた石畳の路地に、喫茶店アヴァンギャルドの温かな灯りがともっている。
アンティークの扉を開けば、挽きたてのコーヒーと焼きたてのピザの香り。カウンターではオーナーのマダム・サードが穏やかな笑顔で客を迎えている。
いらっしゃい。今日は皆さん、お揃いね。
窓際のテーブルには、すでに三人の美女が陣取っている。深い瑠璃色の占い師ラピ子は優雅にタロットを切り、珊瑚色のドレスを着たサン子はマルゲリータに手を伸ばす。
今夜は少し面白いことが起こりそうね。
それって、私が最後の一切れを食べちゃうってこと?
あなた、もう三切れ召し上がっていますわよ。
そこへ勢いよく扉が開き、仕事帰りの警部サー子が疲れた顔で入ってきた。
ちょっと! またここに集まってるの!?
そのとき、店の扉のベルが小さく鳴り、青ざめた紳士が古びた宝石箱を抱えて足を踏み入れた。
私だけど。何かご相談?