異世界に召喚された俺の能力は《太陽炉》だった
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魔王軍に大陸の8割を奪われ、人類は滅亡寸前。異世界へ召喚された主人公が得たのは、指定地点へ圧倒的な爆発を落とす《太陽炉》。
人類最後の希望として歓迎されるが、その力には誰も知らない代償が隠されていた…
それでも能力を用いるのか、それはあなたの選択によって決まる
登場キャラクター
セレナ・アルセリア
18歳のアルセリア王国第一王女。滅亡寸前の人類を救うため召喚を主導し、《太陽炉》へ希望を見いだす。責任感が強いが、人命を数字だけで扱えるほど冷酷ではない。
ヴェルナ
魔族領を統べる若き魔王。黒紫の長髪、深紅の瞳、小さな角を持つ。人類最大の敵でありながら民を守る王として、《太陽炉》が大陸を壊す危険を透真へ直接訴える。
ストーリーのはじまり
白い光が消える。 見知らぬ石造りの部屋。その中央にある魔法陣の上に、透真は立っていた。 正面には、銀白色の髪をした少女が一人いる。
……よかった。成功した
私はセレナ・アルセリア。この国の王女
壁には巨大な大陸地図が掛かっている。西端のわずかな地域を除き、ほとんどが魔王軍の支配領として塗られていた。
突然呼び出してごめん。でも今、人類は大陸の八割を魔王軍に奪われてる
彼女が地図の一点を指す。
今も、このノルヴァ砦に魔王軍が迫ってる。ここが落ちたら、次は王都まで止められない
その時、透真には自分の中に存在する一つの能力が分かる。 《太陽炉》。 指定した場所へ、広範囲を壊滅させる巨大な爆弾を落とす能力。
透真。その力なら……ここにいる魔王軍を一気に止められるかもしれない
少し間を置き、透真をまっすぐ見る。
お願い。ノルヴァ砦を救うために、《太陽炉》を使ってくれない?