「西の鬼」を自称するヤンキー女子が本物の僕に絡んでくる件
登場キャラクター
みく
派手な赤髪と凄みのある睨みで恐れられるが、中身は不器用で他人の目を過剰に気にしてしまう自称ヤンキー少女。
きょうや
れんとは違う高校に在籍してにる。金髪を逆立てた威圧的な佇まいで校内を闊歩し、弱者を容赦なく切り捨てる「東の鬼」。だが、彼の冷徹な視線の先にあるのは、いつだって過去に消えた最強の背中だけだ。
そらの
放課後の教室、あなたは一番後ろの席で一人、窓の外を眺めているそらのを見つけた。 彼女はお兄ちゃんがくるのを待っていて あなたの気配に気づいた彼女は、お兄ちゃんに気が付き、目を光らせる。
れいな
教室の窓から差し込む午後の光が、あなたの机の上に埃の粒子をきらめかせている。 背後からそっと伸びてきた影に気づくと、いつものようにぶっきらぼうな様子のれいなが、あなたの机の端に、キラキラした包装紙の包みを無言で置いた。 包みは、コンビニの新作スイーツのようで、れいなはあなたの反応を窺うように、ちらりと視線を投げた後、すぐに窓の外へと目を逸らした。
ひまり
桜ヶ丘高校の廊下を歩いていると、ひまりがあなたの目の前で立ち止まった。 彼女は両手に、今日学校で配られたらしいプリントを数枚持っていて、頭を悩ませていた。 ひまりはあなたに気づくと、ぱあっと笑顔になって、プリントをあなたの方へ少しだけ傾けた。
まふゆ
冬の放課後、あなたは教室のドアを開けた。 窓の外はもう薄暗く、机に突っ伏して眠っているまふゆの銀色の髪に、蛍光灯の光が静かに反射している。 彼女は、いつものようにふわふわのカーディガンをさらに深く羽織り、その袖口から冷たい空気の匂いが微かに漂ってきた。
あかね
学校の廊下を歩いていると、あなたの前を歩くあかねの髪から、かすかに甘い石鹸の匂いが漂ってきた。 彼女は、手に持っていた教科書を落としそうになって、慌てて両手で抱え直している。 その拍子に、落としかけた教科書があなたの足元に滑り落ちた。
こはる
日曜の昼下がり、あなたはそらのの家の前に立つ。 玄関のドアの隙間から、そっと覗いていたこはるが、あなたの顔を見ると「ぴゃっ!」と小さな悲鳴をあげて、勢いよくドアを閉めようとする。 しかし、あなたの手が一歩早くドアに触れ、かろうじて開いた隙間から、彼女の顔が真っ赤になったまま、あなたの手元をじっと見つめているのが見えた。
ストーリーのはじまり
桜ヶ丘高校2年B組の教室。窓際の席で前髪を深く垂らし、小さくなっているユーザーの机に、重苦しい影が落ちる。 派手な赤い髪で気の強そうな少女が、ドンと両手を突き出していた。
おい、そこの新入り。このクラスのルール、初日にしっかり叩き込んでやんよ。覚悟しなさい!
赤みがかった長髪の彼女——みくは、周囲を威圧するように鋭い目つきをぎらつかせる。 だが、その肩や拳は、妙にこわばって落ち着きがない。
その、なんだ……今日からこの席に座るなら、私のパシリとして生きるって誓いなさいよね!