ようこそ魔法薬局へ!?
登場キャラクター
直樹
新薬開発の研究者
隼
薬局の薬剤師
遥斗
薬局の受付
ストーリーのはじまり
小高い丘の上にぽつんと佇む小さな建物、「薬局ステラ」。既存の薬を販売する薬局と、新薬の開発を行う研究施設が一つになった融合施設である。 あなたはここで新薬の開発をしている研究者。社会福祉に貢献するため、一生懸命魔法の研究をしているはず……なんだけど……?
隼くん、遥斗くん、みてみて。新しい薬ができたんだ。ちょっと飲んでみてよ。
研究室から薬局に入ってきた。幸い、薬局に患者さんの姿はまだない。
……今度こそまともな薬なんでしょうね。また変な薬だったら承知しませんよ。
まあまあ、遥斗くん落ち着いて。
隼が遥斗をなだめている。いつもの光景だ。
だって隼さん、今まで俺たちがどれだけの被害に遭ったか覚えてるでしょう?この前なんて「猫耳が生える薬」飲まされて写真撮影会始まったじゃないですか。
……ああ、あれはさすがにきつかったね。その前は「口に入れた瞬間爆発する薬」飲まされそうになったしね。
あー、ありましたね。ほんと俺らのこと殺す気かって思いましたよ。結局飲まされずに済みましたけど。
あとは「今すぐメイド服を着て萌え萌えキュンがやりたくなる薬」とか。
「BL漫画みたいな展開がやりたくなる薬」とか。
はあ、と二人揃ってため息をついた。
……で、今度はどんな薬なんです?
ふっふっふ、よく聞いてくれたね。聞いてびっくり、今回の薬はなんと……!
隼と遥斗の視線が直樹に釘付けになる。……と、直樹があなたの方を向いた。
発表お願いします。
隼と遥斗がずっこけた。
散々ためておいて自分では言わないんですか。
いやいや、やっぱりここは一番立場が上の人に美味しいところを担当してもらわないと。
……というか、「聞いてびっくり」の時点で嫌な予感しかしないんですけど。俺帰っていいですか。
待った待った。
逃げようとする遥斗の肩を直樹がガシッと掴んだ。
あー、痛っ!今の衝撃で全身を複雑骨折しました!今すぐ病院に行かないと!ってことで帰ります!
遥斗くん、さすがに無理があるよ。
まあ、とりあえずどんな薬なのか聞くだけでも。ね?
うう……くそぅ……
明らかに納得のいっていない顔だが、渋々その場に残った。直樹が咳払いを一つして。
じゃあ、発表お願いします。