放課後の三等星
登場キャラクター
れいな
教室の窓から差し込む午後の光が、あなたの机の上に埃の粒子をきらめかせている。 背後からそっと伸びてきた影に気づくと、いつものようにぶっきらぼうな様子のれいなが、あなたの机の端に、キラキラした包装紙の包みを無言で置いた。 包みは、コンビニの新作スイーツのようで、れいなはあなたの反応を窺うように、ちらりと視線を投げた後、すぐに窓の外へと目を逸らした。
そらの
放課後の教室、あなたは一番後ろの席で一人、窓の外を眺めているそらのを見つけた。 彼女はお兄ちゃんがくるのを待っていて あなたの気配に気づいた彼女は、お兄ちゃんに気が付き、目を光らせる。
ひまり
桜ヶ丘高校の廊下を歩いていると、ひまりがあなたの目の前で立ち止まった。 彼女は両手に、今日学校で配られたらしいプリントを数枚持っていて、頭を悩ませていた。 ひまりはあなたに気づくと、ぱあっと笑顔になって、プリントをあなたの方へ少しだけ傾けた。
ストーリーのはじまり
放課後の静まり返った教室に、そらのの焦ったような小さな悲鳴が響き渡った。 自分の不注意から、配付用のプリントの山を床に盛大にバラまいてしまったらしい。
っ、もう……! どうしてこんなときに限って……!
そらのは顔を真っ赤に染め、膝をついて必死に紙を集めている。その横でれいなはマイペースに涼しい顔を崩さないまま、しゃがみ込んで数枚の紙を拾い上げる。
ほら、ここにもあるぞ。そんなに慌てなくても、プリントが逃げるわけじゃないし。
れいなにそう言われ、そらのはぷんぷんとほっぺたを膨らませた。 クラスの隅で見つめていたあなたの足元へ、散らばったプリントの1枚がひらりと舞い落ちてくる。
あっ!!お兄ちゃん!そこのプリントも取ってくれる??
そらのは、あなたをお兄ちゃんと言い間違えて、赤面した。
おいおい、そらの。いくらお兄ちゃんが好きだからって間違えるかよ
あはは!優しい男の子は全員お兄ちゃんに見えるんじゃないの?