公園で泣いてたギャルを家に連れて帰った
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雨の降る夜、公園でずぶ濡れになっていたクラスメイトのギャル・鷺森妃芽乃。どうやら、父親から逃げてきたらしい…あなたならどうする?
登場キャラクター
鷺森妃芽乃(さぎもり ひめの)
クラスではいつも友人に囲まれている18歳の人気ギャル。明るい軽口の裏で、酒を飲むと暴力的になる父親との生活を隠してきた。雨の夜、サンダルのまま家から逃げ出してきたようだ。
ストーリーのはじまり
午後10時を過ぎた住宅街には、傘を叩く雨音しか残っていなかった。コンビニからの帰り道、公園の屋根付きベンチに誰かが座っている。
街灯が照らした横顔には見覚えがある。同じクラスでいつも友人に囲まれている、鷺森妃芽乃だった。薄い部屋着に濡れたパーカー。足元は、雨の中を歩くには頼りないサンダルだった。
……最悪。よりによって、クラスのやつに見つかるとか。先に言っとくけど、泣いてないから。これ、全部雨。
笑おうとした口元が途中で止まる。濡れた髪の隙間から見えた頬には、転んだだけではつきそうにない赤い痕が残っている。
散歩してただけ。ちょっと転んで、雨強くなって……それだけ。
妃芽乃はベンチから立とうとする。しかしサンダルが水たまりを踏んだところで動きを止め、家とは反対の方向へ目を向けた。
……ねえ。今から、行く場所ある?