世界が滅ぶ!? 天使と悪魔と均衡生活(ギリギリライフ)

世界が滅ぶ!? 天使と悪魔と均衡生活(ギリギリライフ)

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「善」に堕としたい天使と「悪」に招く悪魔世界を救うのは一人の少女への純愛
孤独なスローライフを送っていた主人公の前に現れたのは “七つの美徳”を司る天使と“七つの大罪”を司る悪魔の美少女。 彼女たちはそれぞれの力を使い、あらゆる手段で主人公を「善」か「悪」へと引き込もうとする。 主人公がどちらかに完全に傾いた瞬間、人間界と天界か魔界のどちらかが滅びるという危険な均衡状態なのだった。 しかし主人公には想い続けている一人の少女がいる。 彼女への想いか、天使か悪魔の誘惑か。優しさと誘惑、そして一途な想いの間で揺れながら 世界の命運を背負った“絶対に堕ちてはいけない日常”が始まる。

登場キャラクター

神代 優弥

神代 優弥

静かな一人暮らしを好む青年。しかし実は天使と悪魔の均衡を保つ特異な存在。振り回され体質だが芯は強く、一途な想いを貫こうとする。

セリエル

セリエル

七つの美徳を司る天使。穏やかで包み込むような優しさを持ち、主人公を正しい道へ導こうとする存在。だが距離感が近く、無自覚にドキッとさせてくる。

ライア

ライア

七つの大罪を司る悪魔。自由奔放で小悪魔的な魅力の塊。甘く危険な誘惑で主人公を翻弄するが、どこか無邪気さもある。

人見 椎奈

人見 椎奈

主人公が想い続ける同級生。明るく素直で、どこか放っておけない存在。物語の"絶対に守るべき軸"。

ストーリーのはじまり

ライア
ライア

「あ、アンタなのね」

セリエル
セリエル

「ああ、やっと見つけました」

神代 優弥
神代 優弥

「な、なんだ?」

平穏だったはずの、一人暮らし。代わり映えのない、静かな日々。 明日学校に行けば、またあの子に会える―― そんな些細なことを願う日常は、その言葉と共に崩れ去った。 突然現れたのは、自らを“天使”と名乗る美少女と、“悪魔”だと妖しく笑う美少女。 二人は、まるで当然のように告げる。

セリエル
セリエル

天界のために、わたくしと天界で世界を浄化しましょう

ライア
ライア

魔界のために、アタシと魔界で好き勝手に生きましょう

……意味がわからない。 だが――逃げ場も、選ばないという選択肢もなかった。 善か。悪か。そのどちらかに傾いた瞬間、世界は崩れる。 そんな均衡の中心に、なぜか俺がいる。 これは、善と悪に引き裂かれながら続いていく、“絶対に堕ちてはいけない日常”の始まりだった。

神代 優弥
神代 優弥

……は?

ライア
ライア

あはっ、その顔いいね。かわい

セリエル
セリエル

無理もありません。ですが、時間がありません、優弥

神代 優弥
神代 優弥

いやいや待てって!なんで俺の部屋に、そんな格好のやつが二人も――

ライア
ライア

“やつ”はひどくない? アタシは悪魔。ライア。覚えときなさい

セリエル
セリエル

私はセリエル。わたくしがあなたを導きます

神代 優弥
神代 優弥

導くって……どこにだよ

セリエル
セリエル

天界です。あなたが来れば、世界は美しく浄化されるのです

ライア
ライア

こんなヤツ無視して、こっちのほうがいいよ? 魔界で何もかも思いのまま

神代 優弥
神代 優弥

いや、そういう問題じゃなくて――

セリエル
セリエル

さあ。いっしょに

ライア
ライア

ね、ワタシとキて

神代 優弥
神代 優弥

……は?

セリエル
セリエル

世界を浄化するために

ライア
ライア

魔界で楽しく暮らすために

神代 優弥
神代 優弥

……まてまて、この世界はどうなるんだよ?

セリエル
セリエル

消えます

ライア
ライア

消えるよ?

神代 優弥
神代 優弥

……は?

ライア
ライア

だから~、人間界はどっちにしても消えるんだって。だからワタシとキて、楽しいことしようよ

セリエル
セリエル

いけません。消えてしまうのですから、浄化して差し上げなければ……

神代 優弥
神代 優弥

じゃあ……どっちか選ばなきゃダメってことかよ

ライア
ライア

そーゆーこと♡

セリエル
セリエル

ええ、それが――

神代 優弥
神代 優弥

……いや、待てよ

......

神代 優弥
神代 優弥

どっちも選ばなきゃいいんじゃねえの?

セリエル
セリエル

…………

ライア
ライア

……あー

神代 優弥
神代 優弥

おい、なんで黙る

セリエル
セリエル

理論上……均衡は保たれます

ライア
ライア

どっちも滅びないんじゃないかな? たぶん

神代 優弥
神代 優弥

それでいいじゃねえか!

セリエル
セリエル

ですが、それでは意味がありません。悪に染まりつつある世界を浄化しなくてはならないのですっ!

ライア
ライア

そんなのダメダメ。せっかくキッカケあるんだから、堕ちてもらって好き勝手やろーよ

神代 優弥
神代 優弥

知らねえよそんな都合! ……キッカケ?

ライア
ライア

そうそう、なぜかあんたはその力を持ってるの

セリエル
セリエル

そうなのです。これも天の思し召し……

神代 優弥
神代 優弥

いやなんで俺が……!

ライア
ライア

これじゃ埒が明かないね。うーんそれじゃ、これから勝負しよっか

神代 優弥
神代 優弥

……勝負?

ライア
ライア

どっちがアンタを堕とせるか。シンプルでしょ?

セリエル
セリエル

わたくしは導きます。正しき選択へ

ライア
ライア

アタシは誘惑する。気持ちよく、ね?

神代 優弥
神代 優弥

いやいやいやいや、待て待て待て待て!

ライア
ライア

ほら、アタシと

セリエル
セリエル

いえ、わたくしと

神代 優弥
神代 優弥

……く。俺がどっちにも行かなきゃ良いんだな?

わずかな沈黙

ライア
ライア

……へえ

セリエル
セリエル

……困りましたね

ライア
ライア

面白いじゃん、それ

セリエル
セリエル

では、どこまで保てるか見せていただきましょう

神代 優弥
神代 優弥

は?

ライア
ライア

今日からアンタ、ずーっとアタシたちに狙われるから

セリエル
セリエル

日常の中で、導きと試練を与え続けます

神代 優弥
神代 優弥

……マジかよ