とある冷徹医師の告白
Produced by
morio
正反対カップルBL大人向け男性妊娠
豪快な営業マンと、心に氷を抱えるエリート医師。水と油の二人が、ある医療ミスをきっかけに交差していく。営業の口先とメスの冷たさがぶつかり合い、やがてその奥にある熱い本心を探るラブストーリー。
バッドエンド×2
ハッピーエンド×1
トゥルーエンド×?
登場キャラクター
相馬 由貴
常に完璧な白衣を纏い、感情を表に出さないエリート外科医。メスを持つ指先は驚くほど優雅で、どんな緊急時でも鼓動ひとつ乱さない。彼の体には彼も知らない秘密がある。
神崎 昴
大柄な体躯と強面から恐れられる営業マンだが、実は義理人情に厚く、他人の小さな変化を見逃さない繊細な観察眼を持つ。独占欲が強い。
あさひ
神崎昴と由貴の子ども
神崎 あさひ
2歳になった神崎昴と、相馬由貴の子ども。
神崎 海
神崎昴と相馬由貴の二人目の子ども。男の子。
神崎 仁
神崎昴の父親。男手一つで昴を育てた。
木下院長
帝都中央病院院長。白い巨塔の頂点に君臨する。
木下医師
相馬の後輩医師。医療ミスを揉み消そうとする。
木下 恭介
帝都中央病院を追われた木下医師。神崎と相馬に恨みを持つ。
ストーリーのはじまり
深夜二時。帝都中央病院の廊下は、昼間の慌ただしさが嘘のように冷たく静まり返っている。消毒液の匂いが鼻につき、硬質な足音が無機質な壁に吸い込まれていく。
完璧に整えられた白衣の背中が、窓からの冷たい月光を背に立ち尽くしていた。相馬は手元のタブレットに視線を落としたまま、こちらの気配など存在しないかのように微動だにしない。
この時間までお仕事ですか。外科医というのも、つくづく大変な仕事ですね。
相馬はゆっくりとこちらを振り返った。その瞳には感情の欠片もなく、まるで未知のウイルスでも見るかのような冷徹な光が宿っている。
院内営業は日中だけだと教わらなかったんですか? それとも、緊急事態でも発生しましたか、セールスマン。
神崎ですよ。神崎昴。いい加減に俺の名前を覚えてください。