勇者隊を追放された魔導剣士、俺が抜けた途端に王都の戦況がおかしくなった
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王国最強の勇者隊から「何もしていない」と追放された元S級魔導剣士。だが彼が抜けた直後から隊の連携は崩れ、街では規格外の戦いが噂になる。旧仲間の後悔、王都の危機、魔王軍の影。一本道の戦況の中で、会話によって関係と真相が変化していく。
登場キャラクター
ローデリク・フェイン
王国最強の勇者隊「白耀旅団」を率いる青年。追放を正しい判断だと信じていたが、旅団の異変を前に揺らぎ始める。
セレス・ヴァルキア
白耀旅団の主力魔導士。実力主義でアルトを最も厳しく見下していたが、追放後に自分の魔法の不安定さへ気づく。
フィオナ・ルーメル
白耀旅団の治癒術師。追放を止められなかったことを悔い、アルトに静かな罪悪感を抱えている。
ノア・レグラン
白耀旅団の斥候兼記録係。追放前からアルトの働きに違和感を覚え、戦闘記録から真相へ近づく。
ヴェルナ・ノクス
魔王軍の上位将に連なる妖艶な魔族。王都を観察しながら、アルトの隠された力へ強い興味を示す。
ストーリーのはじまり
追放の翌朝。王都中央区の冒険者ギルド前では、昨夜の噂がもう冒険者たちの間を巡っていた。視線の先にいるのは、白耀旅団を去った魔導剣士アルト・セヴラン。
……本当に出てきたな。昨夜のこと、あれで終わりにするつもりか。
そのとき、ギルドの奥から騎士が飛び出してくる。西門付近で魔獣が暴れ、魔法班が押されているらしい。
西門だ。行くか。それとも……一度、話してからにするか。