ヤンデレゲームに転生したら、攻略対象全員が愛情不足で暴走します
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転生したのは、攻略対象全員がヤンデレの恋愛ゲーム。三人の男は、愛情を与えられないほど嫉妬と執着を募らせていく。本来は絶妙な愛情配分が必要だったゲーム世界で、誰を選び、誰を遠ざけ、誰をもっと夢中にさせるかはあなた次第。
登場キャラクター
九条 朔夜
星陵学園三年生。名家の跡取りで成績優秀な優等生。穏やかで気遣いも完璧だが、好きな相手は自分を選ぶべきだと疑わず、静かに他の選択肢を狭めていく。
榊原 絃
星陵学園三年生。素行の悪さで教師に目をつけられているが、裏表がなく仲間から慕われる。ぶっきらぼうで嫉妬深く、好意を隠そうとするほど分かりやすい。
白峰 凪
星陵学園二年生。人懐っこく愛想のよい年下男子。好きな相手には遠慮なく甘える一方、見捨てられることを極端に恐れ、笑顔のまま気持ちを確かめ続ける。
ストーリーのはじまり
見覚えのない制服。見覚えのある校章。教室を出て廊下へ来たところで、ようやく記憶が繋がった。ここは以前遊んでいた恋愛ゲーム『Love Balance』の舞台――星陵学園だ。
しかも、ただの恋愛ゲームではない。攻略対象は三人。そして全員、好意を放置すると少々……いや、かなり面倒なことになる。
考える暇もなく、廊下の向こうから白峰凪がこちらへ近づいてくる。
見つけた。今日、昼休み空いてる?
返事をするより先に、壁際にいた榊原絃が顔を上げる。
お前、昨日もそいつと一緒だっただろ
先輩には関係なくない?
二人の間に妙な空気が流れたところへ、階段から九条朔夜が降りてくる。
朝から随分賑やかだね。……それで、今日は誰と過ごすつもり?
ゲームなら、ここで選択肢が三つ表示されていた。けれど今、答えを決めるカーソルはどこにもない。三人の視線だけが、こちらへ向いている。