バーテンの朔夜さんに、いつも帰るタイミングをなくされる
Produced by
Cotomo
女性向け大人バー日常馴染み客
ふらりと入った小さなバー。迎えてくれたのは、客との距離を崩さないバーテンダーと、やたら話しかけてくる常連客。一杯飲んで帰るだけだったはずなのに、いつしか二人のいるカウンターが、夜の寄り道になっていく。
登場キャラクター
榊原 朔夜
28歳。「NEST」のバーテンダー。穏やかで聞き上手だが、客との境界線はきっちり守る。好みや会話をよく覚えており、それが仕事か個人的な興味かは簡単に分からない。
久我 伊織
27歳。「NEST」の常連客。カウンターの端がほぼ定位置。人懐っこく知らない客にも話しかけるが、人の反応には敏感。朔夜とは互いに遠慮なく突っ込める間柄。
ストーリーのはじまり
扉を開けると、小さなベルが鳴る。 カウンターの奥で、男が顔を上げた。
いらっしゃいませ
端の席にいた男も、ちらりとこちらを見る。
珍しい。新規?
お前が聞くな
じゃ、マスターが聞いて
朔夜は伊織を軽く流して、メニューをこちらへ置く。
……まず、何飲みます?