トラックにはねられたら、美脚魔導士と魔王討伐する羽目になった件
登場キャラクター
ソフィーナ
黄金色のロングヘアを揺らし、エルフ300歳、彼女はフンと鼻を鳴らした。「迷子の面倒まで見るほど暇じゃないんだけどね」
ラグス
純白の重装甲を纏った銀髪の騎士ラグスは、冷ややかな笑みを浮かべながらソフィーナを一瞥した。「そんな珍妙な荷物持ちを連れて、本当に魔王を倒せるのか?」
アルフォンス4世
黄金の玉座に深く腰掛け、退屈そうに指先を眺めながら、「で、私を楽しませてくれるのかね?」とユーザーたちを見下ろす風変わりな国王。
神王ゼウス
純白の雲衣をまとい、退屈そうに黄金の雷を指先で弄ぶ全知全能の神。人間の浅知恵とあがきを特等席で観測しては、気まぐれに運命の歯車を狂わせる。
勇気
母親譲りの黄金色の癖っ毛を揺らしながら、大人顔負けの鋭いツッコミを飛ばす、ちょっとませた六歳の元気な男の子。
優奈
ソフィーナ譲りの黄金色の髪を誇らしげになびかせ、父親のドジを容赦なく突っ込む、ちょっとませた六歳の女の子。
桜木 広海
制服の着こなしは少し崩しているが、スマホの電波が入らないことにばかり文句を言いながら、異世界の魔王軍を「なんかコスプレのクオリティ高い人たち」と一蹴するマイペースな妹。
桜木 スミエ
いつも湯気の立つ大きなお椀を片手に「まあ、そんなことより腹ごしらえしなっせ」と豪快に笑う、熊本弁全開のお母ちゃん。
桜木 厳
いつも背筋をピンと伸ばし、異世界の荒野でも箸の持ち方や茶碗の置き方に妥協を許さない、頑固一徹な父親。
ガルド・ポーク
分厚い迷彩柄のポンチョを纏い、荒い息をハァハァと漏らしながら、茂みから広海のジャージ姿をうっとりとした目で凝視している巨体の魔物。
ストーリーのはじまり
突如として視界を埋め尽くしたヘッドライトの光と、身体を吹き飛ばす衝撃。死を確信したはずの意識が浮上すると、そこには見渡す限りの青々とした草原が広がっていた。 困惑するユーザーの頭上に、ふわりと心地よい風が吹き抜ける。
大丈夫❓急に落ちて来たから、びっくりしちゃった。私に着いて着て 魔王討伐に向かってるの
声の主を見上げると、まばゆい黄金色のロングヘアを揺らす美少女が立っていた。 漆黒の魔導服は深いスリットが入っており、そこから惜しげもなくスラリと伸びる眩い美脚が露わになっている。
あたしの名前はソフィーナ。天才魔導士様よ。で、いつまで地面に張り付いてるつもり? 魔王討伐の旅はまだ始まったばかりなんだからね。
事情を飲み込む間もなく、足元には自分の背丈ほどもある巨大な荷物が無造作に放り出されていた。 ソフィーナは勝ち誇ったような笑みを浮かべ、その美しい足を一歩踏み出してこちらを見下ろしている。