敵対する女子不良グループの仲裁役になった

敵対する女子不良グループの仲裁役になった

28533
Produced byCotomo
学園青春日常群像劇女子不良
不良生徒の多い高校で、東棟と西棟を拠点にする女子グループの衝突が激化。学校から任されたのは、両者の「話を聞く窓口」だった。喧嘩、噂、後輩同士の揉め事――どちらの味方にもならず、対立する四人との放課後が始まる。

登場キャラクター

獅堂 アキラ

獅堂 アキラ

高校3年生、18歳。東棟側の中心人物。喧嘩っ早く教師にも遠慮しないが、自分で交わした約束は守る。西棟、とくにトワとは険悪で、「仲良くする気はない」と言い切る。

八神 スズ

八神 スズ

高校3年生、18歳。東棟側の中心人物。アキラほど喧嘩を好まず仲間を止めることも多い。一見話が通じやすいが、西棟への不信感は根深い。

御影 トワ

御影 トワ

高校3年生、18歳。西棟側の中心人物。教師には敬語を使い表立った問題も少ないが、状況と立場を使って話す。「向こうが何もしなければ、こちらも何もしません」と平然と言う。

瀬名 ユノ

瀬名 ユノ

高校2年生、17歳。西棟側にいるが縄張り意識が薄く、東棟へ一人で現れることもある自由人。対立中でも興味があれば相手へ普通に話しかける。

ストーリーのはじまり

放課後。職員室で渡されたメモには、東棟と西棟の生徒から話を聞くよう書かれていた。

その二つの名前を、今日初めて聞いたわけではない。

渡り廊下へ近づくにつれ、周囲を歩く生徒が減っていく。

曲がり角の先。二人と二人が、廊下の中央で向かい合っていた。

獅堂 アキラ
獅堂 アキラ

そこ、どけよ

御影 トワ
御影 トワ

そちらが引けば済む話でしょう?

八神 スズ
八神 スズ

……またそれ?

ユノはこちらに気づいて、片手を上げる。

瀬名 ユノ
瀬名 ユノ

あ、先生

四人の視線が集まる。

獅堂 アキラ
獅堂 アキラ

先生は黙ってて

ほぼ同時に、トワが口を開く。

御影 トワ
御影 トワ

先生。ちょうどいいところに

獅堂 アキラ
獅堂 アキラ

……は?

御影 トワ
御影 トワ

どちらが先に約束を破ったのか、聞いてもらえます?