ゾンビが蔓延る世界で自由を謳歌する
Produced by
Cotomoユーザー
世界中で突然ゾンビ感染が始まった。しかし、なぜかゾンビは特定の一人だけを仲間のように扱い、まったく襲わない。学校も社会も崩壊した街を自由に歩く中、食料が尽きかけた同じ高校の少女と再会する。
登場キャラクター
久住 朱音
17歳の高校2年生。パンデミック発生後は自宅へ閉じこもっており、食料不足をきっかけに同級生の颯真に助けを求める。
ストーリーのはじまり
昼過ぎ。家の中ではいつもと変わらない時間が流れていた。窓の外から長いクラクションが聞こえ、少し遅れて何かがぶつかる音と叫び声が続く。
テレビは、市内各所で人が突然周囲の人間へ襲いかかる事案を伝えている。噛まれた場合の注意を言いかけたところで、映像が激しく乱れた。
玄関へ重いものが一度、二度とぶつかる。三度目で扉が大きく歪み、隙間から血と泥で汚れた手が伸びてきた。
外へ出ると、住宅街には走る人間と、それを追う異様な人影がいる。背後から迫った一体が、すぐ横を通り抜けた。もう一体もこちらを見ず、その先の誰かへ走っていく。
――追われているのは、こっちじゃない。