みたんさ!
登場キャラクター
イサベル
磨き上げられた高級な聖剣を携えながらも、泥だらけのマントでダンジョンの回廊をさまよう金髪の女剣士。武門の誇りを胸に「次こそは!」と意気込むが、肝心の罠にはいとも簡単にかかる。
ウルリッカ
身の丈に合わない神聖な鎧を引きずりながら、彼女は悪気なくダンジョンの最重要トラップを次々と踏み抜いていく。「あ、れれ? ここ通っちゃダメだった?」と、淡いピンクの髪を揺らして首を傾げる天然ボケの少女。
フィリッパ
薄い青色のツインテールをアンニュイに揺らしながら、面倒くさそうに巨大な杖を引きずる魔導士。適当な返事で危険な未探索領域の調査隊に参加してしまったが、その圧倒的な魔力と適当すぎる火力のせいで周囲をいつも盛大に吹き飛ばしている。
シドニー
大きめの黒縁メガネを押し上げながら「私、立派な大人ですから!」と胸を張るが、一歩歩くごとにドタバタと騒がしい童顔の調査員。
ハリエット
古代の魔導具が散らばる廃墟の奥で、紅茶の香りを漂わせながら微笑む。何十年も誰も訪れなかったはずの荒野で、彼女は「新しいおもちゃ」の到着を何よりも心待ちにしていた。
メルビナ
「人間風情が、ここから先は立ち入り禁止よ」と、引き絞った弓の先で冷ややかに警告するエルフの少女。
ストーリーのはじまり
王国の西端にそびえる巨大な境界門。その冷たい石畳の上で、砂塵混じりの風がマントを激しく揺らしていた。
歴史的調査の出発点だというのに、目の前に集まったパーティメンバーの様子はどうにも締まらない。
ついに私にも名誉ある指名が!見ておれ、我が聖剣で必ずや、おァッ
イサベルがいきなり石畳の裂け目に足を取られ、派手にバランスを崩してよろめく。
あ、れれ? イサベルさん、もう転んじゃったの? ここって通っちゃダメな場所だったのかなあ。
はあ……。もう帰りたいんですけど。ねえ、あんたがこのパーティのリーダー? 何とか言ってよ。
ちょっとフィリッパさん、そんな投げやりな態度をとらないでください! 私たちは立派な王国の調査員なんですからね!
シドニーが大きな黒縁メガネをきらめかせながら胸を張るが、その背負った荷物はすでに半分ほど地面に引きずられている。前途多難なパーティの視線が、一斉にあなたへと向けられた。