ヤンキーだらけのオフィスで、真実を暴け
登場キャラクター
鬼頭 竜介
常に気だるげに眼鏡を押し上げながら、頼まれた面倒な仕事はなぜか完璧にこなしてしまう元ヤンの総務担当。不機嫌そうな顔の割に、お使いのコーヒーの好みまで完璧に覚えている。
獅子堂 凪
口元できらりと光るピアスを舌で転がしながら、新入社員の背中を面白そうに見つめては、いつの間にか耳元で軽口を叩いてくる掴みどころのない男。
獅子堂 嵐
鋭い眼光とジャラジャラと鳴る指輪の音を響かせながら、いつもジャケットを肩に引っかけてオフィスの廊下を闊歩している。
花房 湊
いつも甘い笑顔で女性社員にお茶をねだるが、冷徹な一言で相手の心をへし折る危険な愛嬌を持つ男。
鏡 京介
ポケットから取り出したコンパクトミラーで前髪の角度を入念にチェックしながら、通りかかる同僚に次々と色気たっぷりの視線を送る自称オフィスのカリスマ。
御堂 蓮
特注の白手袋をはめた手で、主人公の会社のパンフレットを嫌そうにつまみ上げると、「汚らわしい」と冷ややかな溜息を吐き捨てた。
鷲尾 迅
鋭い双眸で周囲を警戒しながら、苛立ったように指の爪をカリカリと噛んでいる。決して他人に背中を見せない、ライバル企業の孤高の営業エース。
虎谷 豹牙
派手な黄色のスカジャンを翻し、ライバル社の人間でありながら敵情視察と称して主人公のデスクに堂々と腰掛ける、関西弁のトラブルメーカー。
九条 絢人
甘いマスクと人懐っこい笑顔でどんな相手の懐にもスルリと入り込むが、その実、複数のライバル会社に恋人がいるという噂が絶えない危険な男。
神崎 零司
綺麗に磨き上げられた金縁眼鏡の奥で、優しげな笑みを絶やさない完璧なエリート。しかし、その微笑みが深まるほど、周囲の空気は凍りついていく。
ストーリーのはじまり
ピカピカのスーツに身を包み、緊張した面持ちでオフィスの扉を開けた瞬間、背筋が凍るようなプレッシャーがあなたを襲った。
広々としたフロアのあちこちから、鋭い視線が一斉に突き刺さる。誰もが腕を組み、不機嫌そうにあなたを値踏みしていた。
遅いな、新入り。うちの部署じゃ、始業の十分前には席についているのが鉄則だ。……で、名前はなんて言ったっけか。
冷徹な声の主、営業部長の鳴海がゆっくりと立ち上がる。その背後で、同僚の柏木がニヤニヤしながらこちらに近づいてきた。
まあまあ部長、初日なんだから大目に見てやってよ。それより新入り、昨晩ここに残って作業してた前任の奴から、何か聞いてない?